この記事の結論「作る人」が足りないのか、「何を作るか決めて進める人」が足りないのかを分けると、頼み先が決まります。制作そのものは制作会社や社内のままにして、改善の設計と進行管理を業務委託の実務者やPMに任せる組み方があります。
詰まっているのは制作か、進行か
クリエイティブが追いつかないとき、原因が制作の手にあるとは限りません。発注が止まっている、確認の往復に時間を取られている、といった進行側の詰まりも同じ症状になります。
| 起きていること | 足りないもの | 頼み先 |
|---|---|---|
| 発注は出せているが、上がりが遅い。数が足りない | 制作の手 | 制作会社の増強、または制作ができる実務者 |
| 何を直すか決まらず、発注そのものが止まっている | 改善の設計 | 数字から改善点を出す実務者 |
| 発注は出したが、確認・修正の往復に時間を取られている | 進行管理 | PM・責任者(制作会社の管理) |
| 広告文、バナー、LPの訴求がばらばらになっている | 訴求の統一と優先順位 | PMまたは戦略の層 |
制作会社側の問題なのは、上がりが遅い・数が足りない場合だけです。何を直すか決まらない、確認の往復に時間がかかる、訴求がばらばら、という詰まりは、制作会社を替えるだけでは解消しにくいものです。何を作るか決める人と、進める人が社内にいないことから起きているためです。
業務委託で任せやすい部分
改善の設計と進行は、業務委託の実務者やPMに任せやすい部分です。
- 数字から改善点を出す。どのページの、どの箇所を、なぜ直すか
- 改善案の優先順位づけ
- 制作会社への指示書の作成
- 確認と修正の進行、スケジュール管理
- 公開後の計測と、次の改善点の抽出
訴求方針の承認と、ブランドとしての最終確認は貴社に残します。ここを外に出すと、出来上がったものが自社らしくなくなっても誰も止められません。
制作会社と組み合わせる
制作会社を替える必要はありません。貴社と制作会社の間に、改善の設計と進行を担う人が入ると、「何を直すか」が指示書の形で渡るようになり、確認の往復が減ります。制作会社からすると、要望が具体的になるぶん作りやすくなります。
PM・責任者の役割は月20時間前後、改善設計を含む実務は月30時間前後からが目安です(役割別の稼働時間の目安)。
あわせて確認したいこと
広告の数字が動かない原因の全体像は広告のCPAが改善しないとき、外注先をどう選ぶかにまとめています。任せられる領域は任せられる業務と人材の層をご覧ください。
費用はマーケティング業務委託の費用相場と月額の内訳に、ご相談はMarqITのサービス詳細にあります。
よくある質問
デザインやバナーの制作そのものも任せられますか
LP改善や制作の進行管理は対応領域に含まれます。制作の実作業まで含めるかは、任せる業務の範囲として稼働開始前に整理します。
今の制作会社はそのままでいいですか
そのままで構いません。制作会社への指示と確認の往復を、業務委託の実務者が担う形がとれます。
LPの改善だけを頼めますか
頼めます。業務を絞ったご相談も承ります。
改善の効果は保証されますか
いいえ。成果・KPIの達成を保証するものではありません。