この記事の結論不満が「言ったことが反映されない」「運用が雑」なら、代理店を替える案件です。不満が「提案を判断できない」「何を頼めばいいか分からない」なら、足りていないのは社内側の判断役で、業務委託のPMを入れるほうが効きます。代理店はそのままで、両方を組み合わせることもできます。
不満の中身で選択肢が分かれる
「代理店の提案が物足りない」と一口に言っても、中身はいくつかに分かれます。どれに当たるかで、代理店を替えるべきか、別の役割を足すべきかが変わります。
| 不満の中身 | 本当に足りないもの | 選択肢 |
|---|---|---|
| 言ったことが反映されない。レポートが遅い。設定ミスが続く | 代理店の実行力 | 代理店の変更 |
| 提案は来るが、良し悪しを判断できず言われるがままになっている | 社内側で決める人 | 業務委託のPMを社内側に入れる |
| 提案そのものが来ず、現状維持の運用が続いている | 決める人と、論点を出す人 | PMを入れて代理店へ要望を出す。それでも動かなければ変更 |
| 代理店や制作会社が複数いて、全体を見ている人がいない | 交通整理をする人 | PM(外部パートナーの管理) |
実行力への不満は、代理店側の問題です。それ以外の不満は、代理店を替えるだけでは解決しにくいものです。次の代理店の提案も、同じように良し悪しを決められないままになるためです。
代理店を替える前に確かめたいこと
代理店を替えると、これまでの運用内容や判断の経緯を新しい担当者に共有し直すことになり、関係づくりもやり直しになります。替えること自体に手間がかかるので、その前に1つだけ確かめておきます。
自社として「何を目標にして、どの施策を優先するか」を、言葉にできているか。
できていれば、代理店に対して具体的な要望が出せます。要望を出しても動かないなら、替える判断に根拠が持てます。できていないなら、先に社内側で決める人を置いてから代理店に要望を出すほうが、結果として早く進みます。
PMが社内側で担うこと
代理店は運用を請け負います。業務委託のPMは貴社の側に入り、代理店から出てくるものを判断する側に立ちます。担うのは、たとえば次のような業務です。
- 代理店レポートの読み解きと、改善論点の整理
- 代理店との定例の設計と進行
- 施策の優先順位づけと、予算配分の案づくり
- 社内の報告ラインの整備
事業目標や予算の上限、訴求方針の承認は貴社に残ります。PM・責任者の役割は月20時間前後が目安で、業務範囲・稼働時間・報酬は候補者のご提案前に固めます(役割別の稼働時間の目安)。
あわせて確認したいこと
CPAが改善しない原因の切り分けは広告のCPAが改善しないとき、外注先をどう選ぶかにまとめています。代理店・採用・直接契約との契約形態の違いは採用・代理店・直接契約との違いをご覧ください。
費用はマーケティング業務委託の費用相場と月額の内訳に、ご相談はMarqITのサービス詳細にあります。
よくある質問
代理店との契約はそのままで相談できますか
できます。代理店との併用は可能で、代理店の管理や提案の良し悪しを見る役をPMが担う形があります。
代理店の管理だけを任せられますか
任せられます。業務を絞ったご相談も承ります。
代理店を替えるかどうかの判断もしてもらえますか
決めるのは貴社です。PMは材料となる論点の整理と、代理店との調整を担います。
PMは月に何時間くらい必要ですか
PM・責任者の役割は月20時間前後が目安です。先に課題を伺い、必要な時間を逆算します。