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広告運用者を1人採用するといくらかかるか|年収・採用費・採れる割合

公開 2026.10.26 読了目安 約6分

この記事の結論広告運用の人材の平均年収は約623万円で、採用したい企業が最も多い経験2〜5年の層は約550万円という調査があります。これに採用費と社会保険料の会社負担が加わります。一方で、中途採用で必要な人数を確保できた企業は47.0%にとどまります。

1人採用するときの費用の全体像

広告運用者を正社員で1人採用すると、主に次の3つの費用がかかります。

費用 目安 出典
年収 平均 約623万円。経験2〜5年の層で約550万円 Shirofune調べ(2023年)
採用費 中途採用費用の総額は1社平均650.6万円(採用人数は平均20.8人) マイナビ(2024年実績)
社会保険料など 給与とは別に、会社負担の社会保険料がかかる —

経験2〜5年の人を1人採用する場合で考えると、1年目は年収 約550万円と採用費 約31万円(全職種平均を人数で割った値)で約581万円、これに社会保険料の会社負担が加わります(当社の計算)。ほかに、入社してから案件を任せられるようになるまでの教育の時間もかかります。

年収の相場:経験年数で大きく変わる

広告運用ツールのShirofuneが、マーケティング職・広告職と人事・採用職の会社員301人に行った調査(2023年5月)では、Web広告運用人材の平均年収は約623万円でした。経験年数ごとの年収は次のとおりです。

経験年数 平均年収
未経験〜2年 約520万円
2年〜5年 約550万円
5年〜10年 約750万円
10年以上 約916万円

同じ調査で、企業が採用したい人材として最も多かったのは経験2〜5年の層(36.8%)で、採用に苦戦している人材として最も多かったのも同じ層(36.9%)でした。すぐに案件を任せられる経験者ほど、採りにくい状況です。

採用にかかる費用

マイナビが中途採用を担当する人事担当者1,500名に行った調査(2024年の実績)では、中途採用費用の総額は1社平均650.6万円、採用人数は1社平均20.8人でした。単純に割ると1人あたり約31万円です(当社の計算)。

この数字は全職種・全採用方法の平均です。1人あたりの費用は、職種と、求人広告・人材紹介・ダイレクトリクルーティングなど採用の方法で変わります。

そもそも採れるのか

広告運用の人材は、採ろうとしても採れないことがあります。

調査 結果
キーワードマーケティング社(月の広告予算が10万円以上の企業の経営者・役員とマーケティング担当者316名、2024年8月) 広告運用人材の採用の難しさが上がっていると感じる 58.9%
リクルートワークス研究所(中途採用を実施した民間企業3,292社、2025年度下半期) 中途採用で必要な人数を確保できた 47.0%、確保できなかった 51.5%

全職種で見ても、中途採用で必要な人数を確保できた企業は半分を下回っています。採用を始めてから入社までの時間も含めると、目の前の案件の人手不足を採用だけで埋めるのは難しいのが実情です。

採っても残る問題:繁忙の波

仕事量の波の目安として、広告業の売上を見ると、月によって大きく変わります。総務省「サービス産業動態統計調査」の広告業の月別売上(2025年、推計を含む参考表)では、最も多い3月が約1兆1,458億円、最も少ない5月が約7,329億円で、3月は5月の約1.56倍でした(当社の計算)。

人員を合わせる時期 起きること
繁忙期に合わせる 閑散期に人が余り、固定費が重くなる
閑散期に合わせる 繁忙期に人が足りず、受注を断るか、既存のメンバーの負担が増える

正社員の人数は、波の低いところに合わせて中核の業務を担う人を持ち、波の高い分は外部の力で埋める、という組み合わせが現実的です。採用・外注・業務委託の比べ方は広告運用者が足りない代理店・制作会社の選択肢にまとめています。

MarqITコラボ:繁忙の分を業務委託で埋める

MarqIT(マークイット)には、代理店・制作会社向けの登録制度「MarqITコラボ」があります。登録の時点で、役割ごとの時給と契約の条件を先に決めておき、人が必要になったら、ご相談から5営業日以内を目処に候補をご提案します。

項目 内容
登録 無料。30分の面談で、貴社に多い媒体・体制・不足しがちな役割を伺い、貴社用の料金表をお出しします
人材 広告運用・SEO・SNS・CRMなどの実務経験者。事務局が実務スキルとコミュニケーション面を確認しています
費用 人材の稼働後にかかる3点(初回マッチング費用10万円/人、実稼働費=時給×稼働時間、月額運営費5万円/社・個別契約がある月のみ)。すべて税別
契約期間 最低3ヶ月。以降は月単位で調整
お約束 貴社のクライアントへ、当社から営業することはありません

採用と違い、実稼働費は稼働した時間の分だけです(ほかに初回マッチング費用と月額運営費がかかります)。稼働開始前にNDA(秘密保持契約)を締結し、共有する情報と権限の範囲を決めてから稼働を始めます。

あわせて確認したいこと

採用・外注・業務委託の比べ方は広告運用者が足りない代理店・制作会社の選択肢に、秘密保持の整理は秘密保持契約の締結タイミングにまとめています。

出典

よくある質問

未経験者を採用して育てるほうが安く済みますか

年収は経験の浅い層のほうが低く、調査では未経験〜2年で約520万円です。ただし、ひとりで案件を任せられるまでの育成期間は、先輩の時間も含めて費用がかかります。急ぎの案件を埋める目的には向きません。

採用費は1人あたりいくらと考えればよいですか

マイナビの調査では、2024年の中途採用費用の総額は平均650.6万円、採用人数は平均20.8人でした。単純に割ると1人あたり約31万円ですが、全職種・全採用方法の平均のため、職種や採用の方法で変わります。

採用と業務委託はどう使い分ければよいですか

長く続く中核の業務は採用、繁忙の波や急ぎの立ち上げは業務委託が向いています。両方を組み合わせる方法もあります。

代理店・制作会社でもMarqITを利用できますか

できます。代理店・制作会社向けには、役割ごとの時給と契約の条件を先に決めておく登録制度「MarqITコラボ」があり、ご登録は無料です。